9月29日…
それはあたしの誕生日。
そう、アイツと出会った日
そして…
「乱菊、結婚しよう」
隊長からの急なプロポーズにビックリしたあたしは、キョトンとした。
だって、今日はあたしの誕生日で、渡されると思っていたプレゼントが
まさか婚約指輪になるなんて思ってもいなかったからだ
「………はい」
「…良かった、間があったから断られるかと思っちまったじゃねーか」
「まさか!隊長からの求婚を断るなんてっ…」
あたしが全部喋りきる直前に、隊長の長い人差し指があたしの唇に当てる。
「隊長じゃねーだろ?」
「////……はい、冬獅郎さん」
「よし!」
無性に恥ずかしくなる。
それを見て満足した隊長は珍しく笑った。
その顔は大きくなっても、まだ少年のあどけなさが残っていた。
「本当はお前の身長を越したらすぐに求婚を申し込むつもりだったんだが…
覚えやすいだろ?自分の誕生日だったら」
なんて言って少し恥ずかしそうに頬を赤らめて話す隊長…
でもね、あたしには分かってるんですよ?
あたしの誕生日はギンがくれたもので、それを面白く思っていなかった事
だからあえてプロポーズする日をこの日に選んだ事
9月29日
今日はあたしの誕生日。
“日番谷乱菊”が生まれた日なのだ。